コスパ最高の節約術

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銀行の貸し金庫について

銀行の個人金庫を借りている人がいます。その人が言うには、もし自分に何かあってもこの貸し金庫を開ければ大丈夫というように管理しやすいようにしているとのこと。

中には預金通帳や証文の類が入っているのでしょう。これってどうでしょう。

確かに自宅が火事にあったり、盗難に合えば自宅に保管していることは非常に危ないということです。それなら安全な銀行の貸し金庫に保管しておいたほうが安心です。銀行ですから従業員がこっそり盗んだりすることもなく地震や火事で建物が倒壊しても金庫の部分は安全になっていると聞きます。

これだけ聞くと利点ばかりで銀行の貸し金庫に保存しておいたほうが安心と思うでしょうがどうでしょう。まず第一に保管料がかかります。銀行や貸し金庫スペース、預入期間などによっても違うでしょうが、まあ仮に一年2万円として計算しましょう。

その貸し金庫に入れた方に聞いたときはその方は65歳だったのでおそらく20年は生きられると仮定すると40万円をその銀行に預けて保管していただくということです。わずか小さな引き出しほどの大きさに40万円というのはどうなんでしょう。

それから、仮に地震や火災で通帳や印鑑がすべて無くなったとしても自分を証明する手段は他にも色々あると思います。阪神淡路大震災東日本大震災などで家を無くした方などは通帳や印鑑を無くして銀行からお金を引き出せなくなったという話は聞いたことがありません。つまり現金を自宅に保管しておくのは確かに危険です。

逆になぜ銀行に預けていないのかが不思議です。そんなにお金という現物を移動しなくてはならない商売などをしているのでしょうか。最近は商売は振り込み、手形、小切手がほとんどで現金のやり取りはないと思います。だから数十万円の使って銀行の貸し金庫に入れておく必要性はどこにあるのでしょう。

もちろん入れておく人にはそれなりの言い分があると思います。私も本当に銀行の貸し金庫は安全性の観点からいうと最高だと思います。しかし、その保管料が年間数万円というのは納得いきません。例えばその銀行に1千万円の定期預金をしてくれているなら無料で使用できるとか、そのようなプレミアム特典をつけるべきです。あるいは年間300円ほどの安い値段で保管できるようにすれば、その価値はあがると思います。

日本のそこらじゅうでテロ事件や通帳を利用した悪質詐欺が横行していて自分も騙されるかという環境になればまた考えれば良いと思います。現在の安全な日本において銀行の貸し金庫は経費の観点からみれば全く必要ないと思います。